アジアとヨーロッパの交差点・イスタンブール。 古くからローマ帝国・ビザンティン帝国・オスマントル コ帝国の都が置かれてきました。ローマ時代のものは ヒポドゥローム、ビザンティンではアヤソフィアやカーリエ博物館・地下宮殿。オスマントルコではトプカプ宮殿やブルーモスク、スレイマニエ・モスクなどがあげられます
カッパドキアの奇岩は火山の噴火で降り積もった火山灰 や溶岩の挿画長い年月をかけ、雨・風に侵食されてでき たものです。この地域には古くから人が住んでおり、特 にビザンティン時代には多くの岩窟教会や修道院がつく られました。ギョレメの谷にある野外博物館では多くの フレスコ画ものこされています。
カッパドキアから約東北へ400キロの所にある遺跡。セルチ ュク朝のアフメット・シャーにより1229年に建てられまし た。細長い建物の大部分はモスクが占めており、残りの部分は 慈悲のための病院となっています。
古代ヒッタイト王国の都。ヒッタイト人は先住民の持っていた製 鉄技術を受け継ぎ、オリエントの強国に発展しました。紀元前 13世紀に最盛期を迎えています。6キロに及ぶ城壁の中には大 神殿をはじめ、ライオン門や王の門などの遺跡が残っています。
標高2150メートルの山にある、紀元前1世紀に栄えたコ ンマゲネ王朝のアンティオコス1世の墳墓。山頂に高さ50 メートルの人工の石山を築き、その中に王墓を収めています。 山頂の東西にはテラスが造られ、王自身やヘレニズムの神神の石造が並んでいます。ここからの日の入りと日の出は神秘的です。
古代にリキアと呼ばれた地方の中心都市がクサントス。アケメネス 朝やローマ帝国によって都市は破壊されています。高さ8メートル にも及ぶ塔墓はクサントスの遺跡独特のものです。レトーンはここ から4キロほど離れており、レト女神を奉る神殿を中心にアポロや アルテミスの神殿があります。
紀元前2世紀頃にペルガモン王国時代に建設された遺跡。 ローマ時代にはヒエラポリスから湧き出る温泉を利用して 保養施設がつくられました。温泉は石灰分を多く含んでおり、 それが長い年月をかけて斜面に白い石灰棚をつくりだして います。トルコ語で「綿の城」の意味。
サフランボルは黒海と地中海を結ぶ交易路にあり、17世紀に発 展しました。旧市街には昔ながらのトルコの家屋が残っています。切石を積んだ1階の壁の上に、木で骨組みを作って日干し煉瓦で2階の壁をつくると いう方法が取られているそうです。
トロイは紀元前3000年からローマ時代に至るまで何度も興亡 を繰り返した都市。遺跡も重層的に重なっています。トロイの戦 いについてはホメロスの「イリアス」で語られていますが、多く の人がこれを伝説だと思う中、シュリーマンは史実であると信じ 発掘を開始しました。彼の発見した層はその時代のものではなか ったのですが・・・